健康食品

免疫力を高めてくれる他に、美容の面からもすぐれた食材 シイタケ

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現在では、キノコの薬効に関する研究がすすめられ、多くのキノコに抗ガン作用があることがわかってきました。サルノコシカケ、マンネンタケ(霊芝)ハナビラタケ、ヤマブシタケが特に着目されています。サルノコソカケ

シイタケはもともとニューギニア、ボルネオ、ニュージーランドなどの地域から胞子が日本や東南アジアなどに飛来したものと言われています。

その中で味も香りもよく、食欲増進に役立ち、カゼを治し、タンを取るものとして昔から言われているシイタケについて調べました。

シイタケとは?

シイタケ(シメジ科)は、楢(なら)、くぬぎ、栗、椎類などのブナ科、カバノキ科などの広葉樹の枯れた幹や枝、倒木に生えます。まれに針葉樹に生えることもあるそうです。全国で自生します。

シイタケの薬効

・神経伝達や筋肉の収縮などを正常に行う

小腸でのカルシウムとリンの腸管吸収を促進させ、血中カルシウム濃度を一定に調節する。

・しもやけ

民間薬としても用いられています。シイタケを煎じ、それに手を浸して温めます。

・風邪や白血病などの予防効果

胞子がインターフェロンを誘発し、抗ウィルス作用を表します。

・糖尿病、動脈硬化などの予防

フィトステリンが多く含まれ、コレステロールの代謝を促進し、血中で増加したり、血管に沈着するのを防ぎます。

・肝臓機能の強化

メチオニン、ビタミン類を多く含むため肝臓機能を強化します。また、抑うつ症状を改善し、ヒスタミンの血中濃度を下げます。

・疲労回復、精力増強などの健康増進他

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、水ぼうそう、神経痛鵜、痛風、低血圧、そこひ、近眼、蓄膿症、歯槽膿漏、便秘、痔などの効果も言われているようです。

シイタケの美容効果

・肥満対策

低カロリー食品の代表であることは知られています。ビタミンDなどの成分が代謝を盛んにして老廃物の排泄を促します。

・美肌

ビタミンB1を含んでいて、腸を整えて便秘を改善するので肌をきれいにしてくれます。かぶれやすい体質の人には有効です。また、シイタケはナイアシンを含んでいるので肌荒れを防ぐ効果も大きいようです。美肌

・女性ホルモン

メチオニン、ビタミン類を多く含むため、女性ホルモンの働きを活発にします。
・シミ取り、血色良好、ぜい肉を取るなどの効果

健康食材としてのシイタケ

シイタケのおいしさ

干しシイタケには三大旨み成分の一つと言われるグアニル酸が含まれます。豊富にこの成分が含まれる食材は干しシイタケのみだそうです。生のシイタケには含まれないそうです。生のしいたけにはグルタミン酸が含まれます。
干しシイタケを低温の水(冷蔵庫の温度)で戻すと、グアニル酸が何倍にも増えるようです。

流通しているシイタケはほとんどが栽培物で、大きく2種類に分かれます。

①原木栽培物(自然に近い状態)
②菌床栽培物(おがくずなどを固めて使う)

収穫時期は春と秋です。

シイタケを選ぶポイント

・開ききっていない丸いものを選ぶとおいしい(開ききっていると、プリッとしていない)

※冬菇(どんこ)は、シイタケの傘が5~7分開きほどの丸いものを言い、香信(こうしん)は傘が開ききったものを言います。違いは胞子の量です。しいたけ冬菇

・袋の中が蒸れていると傷みやすい。袋から出してペーパーでくるんで冷蔵庫に入れる(チルドに入れておくと1ヵ月以上もつ)

・保存は、軸が上になるように置く。(胞子が落ちてしまうと傷みやすい)

シイタケの料理

・2~3日天日干しすれば、干しシイタケが出来上がる

・シイタケは生でも食べられるが、雑菌が繁殖しやすく繊維質が多いので、消化も悪く、あまりおいしくない

・シイタケの軸は旨みがたっぷり詰まっているので、石づきの先の固い部分だけ切り落とし、手でほぐすか包丁で斜めにスライスする

・ソテーはフライパンを十分加熱したところにシイタケを入れ、むやみにいじらないで、中火でフライパンと接している部分が、きつね色になるまで我慢する。(動かすと、温度が上がり切らずシイタケから水分が出てカラッと仕上がらない)しいたけソテー

シイタケがすばらしい健康食品となる理由の一つであるビタミンD

ビタミンDは一般的にビタミンD2(エルゴカルシフェロール)とビタミンD3(コレカルシフェロール)の二つに大別されます。ヒトの皮膚にはビタミンD3が存在し、紫外線によってビタミンDに変換されます。そのため日光によく当たる生活をしている人はビタミンDが不足になる心配はありません。

シイタケにはビタミンD2の前駆体であるエルゴステロールが含まれます。ビタミンDは肝臓と腎臓を経て活性型ビタミンDに変わり、主に体内の機能性タンパク質の働きを活性化させることでさまざまな作用を及ぼします。

ビタミンDの働き

・カルシウムの吸収を助ける

ビタミンDは、小腸でカルシウムとリンのの吸収を促すため、血液中のカルシウム濃度が高まり、骨の形成が促進されます。

・血中カルシウム濃度を維持する

血液中のカルシウムは神経伝達物質や筋肉の収縮など重要な働きに関与するため常に一定濃度でなければなりません。そのコントロールもビタミンDの役割です。血中カルシウム濃度が低下すると、副甲状腺ホルモンなどと協力して小腸粘膜に作用し、腸管からのカルシウム吸収を促進したり、骨からカルシウムを溶かし出したりします。

ビタミンDが不足すると

ビタミンDが不足すると、成人、特に妊婦や授乳婦では骨軟化症になります。子供では骨の成長障害が起こり、、背骨や足の骨が曲がったり、X脚、O脚,
クル病になります。高齢者や閉経後の女性は骨粗しょう症の原因になります。

知りあいが自転車同士の事故でケガをしました。よくなるまで、外出しないので運動不足状態です。ケガが良くなって動き出すと、いろいろなところが痛くなったそうです。
お医者さんに相談すると、検査の結果、骨密度が下がっていることが判明しました。「1日30分歩きなさい」と言われたそうです。「15分位しか歩けない」と言ったところビタミンDの薬を処方されたそうです。

ビタミンDを摂るのであれば、商品であって、安全な『しいたけ』から摂るのが理想ではないでしょうか。

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