健康食品

私たちの身近な『ゴマ』をもっと知って 老化防止や美容にも役立てよう

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ゴマは誰でも知っている身近な食材ですが日本で使用されるゴマの99.9%は輸入によるものです。鹿児島県、茨城県、沖縄県などで生産されますが、その生産は100t以下でゴマの輸入される量は16万tです。

ゴマは、私たちの健康に良いというのは何となく聞いてご存知の方も多いのではないでしょうか?
しかし、健康だけではく、老化防止や美容にも効果があると言われているゴマの生産が、大部分を外国に頼っているというのは淋しいですね。

ゴマ

ゴマの効能

“延命長寿に効能があり、強壮補精や母乳の分泌促進にも抜群の効果がある食品として、ゴマは昔から珍重されてきました。ゴマには不飽和脂肪酸、カルシウム、ビタミンB1、B2、E、鉄、リン、ニコチン酸など、数々の有効成分が含まれていて、とくにカルシウムとリンの比率が理想的なバランスで、カルシウムの補給源としても優れた食品で、穀菜食者は、極力多く摂る必要のある食品といえます。”
お茶の水クリニック院長 森下敬一博士

血管病の防止

ゴマの半分を占める脂肪中には、コレステロールの血管沈着を防ぐ不飽和脂肪酸が含まれています(オレイン酸が37~49%、リノール酸が35~47%)。
さらに不飽和脂肪酸の酸化を防いでくれるビタミンEも豊富に含み、動脈硬化を防止し、血管を若々しく保って、全身の細胞への血流をよくします。動脈硬化

精神の安定

カルシウムも多く、神経の過敏症をなくし、炎症を解消するので、治りにくい神経質の人の胃腸障害を防止するのにも効果があると言われています。

強壮、スタミナをつける

ゴマをよく食べていると、すぐれた強壮・強精効果が得られます。脂肪酸やカルシウムと一緒に鉄、リンがあるためで、それによって腸の働きが整えられ、造血機能が強められるので、性的能力の支えともなる基礎体力が向上します。

老化防止、美容効果

抜け毛や白髪の防止、視力が強化され、肌の色つやがよくなります。ゴマの皮は、腸の蠕動運動を促進し、便通をよくし、腸内の異常醗酵を防いでくれます。その上で、ゴマに含まれる若返り成分ぼビタミンE,脂肪酸、ヨードが全身に浸み込んでゆくためです。

ゴマに含まれる有効成分とその働き

オレイン酸

オレイン酸は、一価不飽和脂肪酸で、善玉コレステロールを下げずに総コレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化を予防するとして注目されています。体内で酸化しにくい性質もあるので、有害な過酸化脂質をつくりにくいのが特徴です。
地中海周辺の国々での心疾患による死亡率が低いのは、オレイン酸の多いオリーブ油を使用しているためと言われています。
また、胃酸の分泌を調整します。オリーブ油

リノール酸

必須脂肪酸で、血液中のコレステロールを低下させ、動脈硬化を予防してくれます。しかし、摂り過ぎると動脈硬化、アレルギー高血圧などを招きます。

カルシウム

体内の99%は、新しい骨をつくる骨形成、古くなった骨をこわす骨吸収などの骨代謝に関与します。残りの1%は、血液、筋肉などすべての細胞に分布し、血液凝固や筋肉収縮、神経の興奮の抑制、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節を行ったり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。

ビタミンB1

体内で糖質をエネルギーに変える時に補酵素として重要な働きをしてくれます。エネルギーの多くをご飯などの糖質から摂っている日本人にとって重要なビタミンといえます。

ビタミンB1が不足すると、糖質の代謝が滞り、乳酸やピルビン酸が蓄積し、疲労や筋肉痛が起こります。また、ビタミンB1は、脳の中枢神経や手足の末梢神経の働きを正常に保つためにも働きます。

ビタミンB2

糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変える時に補酵素として働き、成長を促進したり、皮膚・爪・髪などの細胞の再生にも関わっています。

グルタチオン・ペルオキシターゼとともに働き、有害な過酸化脂質を分解してくれます。

欠乏すると、口角炎、口内炎、舌炎、皮膚炎、激しいかゆみなどが現れることがあります。

ビタミンE

細胞膜を構成するリン脂質には不飽和脂肪酸が多く、これが酸化すると過酸化脂質ができ、細胞が傷ついて老化が進みます。ビタミンEは強い抗酸化作用を持ち、この過酸化脂質の生成を防いでくれます。

また、ビタミンEは、血液中のLDLコレステロールの酸化も防ぐことにより、動脈硬化の予防や、末梢血管を広げ、血行を良くする働きから肩凝り、頭痛、冷え性の改善効果が期待されます。美容効果

鉄には、赤血球のヘモグロビン、筋肉中のミオグロビンというタンパク質の構成成分となり、酸素を全身の組織に供給する重要な働きがあります。

リン

カルシウムやマグネシウムと結合して、骨や歯を形成したり、細胞膜のリン脂質として、DNAやRNAなどの核酸の構成成分としてあらゆる細胞に存在します。

また、高エネルギーを発生するATP(アデノシン三リン酸)の構成成分として生命活動の重要な働きをしています。

ニコチン酸

糖質、脂質、タンパク質からエネルギーをつくり出す過程で補酵素として重要な働きをします。
また、アルコールや二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解する時の補酵素として働きます。

精神の安定化

春などの季節の変わり目、自律神経が乱れ、精神的にも不安定になります。ましてやコロナウィルスの騒動でイライラや不安感のある人は、多いのではないでしょうか。ゴマのおにぎり

すりつぶしたイリゴマに番茶を入れ、自然塩をたしものを寝る前に試してみて下さい。気分が落ち着きますよ。

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