健康食品

くるみの栄養が、美容にも健康にも効果があるというのは本当か?

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最近、健康に良い食品として、くるみが属する木の実(ナッツ)が注目されるようになりました。

ナッツ

健康にも美容にも良くて、しかもおいしい『くるみ』についてのご紹介です。

子供に「カラダに良いと言われるものは、美味しくないね」と言われたことがあります。
野菜というと、子供は嫌いなものが多いのですが、くるみ等のナッツ類は、「おいしい」と言う人も多いのではないでしょうか。ナッツ(くるみ)と言えばお菓子の材料にもよく使われます。
子供のころ学校になる椎の木の椎のみを皆で拾ってわざわざ食べたのを思い出します。

しかも、おいしいだけではありません。
野生のクマは?
大きくて強いですよね。人間など一発殴られたらすっ飛んで死んでしまうほどです。こんなすごい筋肉が作られるには、動物性のタンパク質が必要だと思いますよね。

ところが違うんです。サケを食べる様子がよく写されますが、あれは1年のうちでもほんの一時なのだそうです。
ほとんどは、くるみなどの木の実を食べてあんなすごい体になっているのです。

映画『となりのトトロ』でも印象的な場面があります。あんな大きな木に生長するくるみなどの木の実。自然の神秘的ですよね。

くるみとは?

くるみは紀元前7000年頃から人間の栄養源として食べられていて、「人類が口にした最古の木の実」と言われています。
くるみの特徴は、そのままで全体食になること。何百年後に蒔いても発芽するという新しい生命体を生み出すために必要なバランスのとれた栄養成分をすべて含んだものです。

巨木

全体食とは?

食材を丸ごと使用するという意味で、例えば、

  • 穀物を精白しないこと
  • 野菜を皮をむかずに食べること
  • 魚を丸ごと食べること

など、生物が生きているというのは、丸ごと全他でバランスが取れているということであり、そのまま人体に摂取することが人体内のバランスを取るのにも望ましいということです。

くるみの栄養成分

粗蛋白(そたんぱく)

くるみ等に含まれる粗蛋白は、肉、卵、牛乳の動物性タンパクと異なり、体蛋白の自家製合成にスムーズに組み込まれ、内臓や筋肉を丈夫にするということです。

くるみ

カリウム

くるみ等に含まれるカリウムは、細胞内の酵素反応を調節し、エネルギー代謝をスムーズに行わせ、細胞が正常に活動する環境づくりを行います。

カルシウム

くるみ等に多く含まれるカルシウムは、血液凝固や筋肉収縮、神経の興奮の抑制などのほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節を行ったり、ナトリウムを排泄して血圧の上昇を防ぎます。

マグネシウム

くるみに含まれるマグネシウムは、300種類以上もの酵素の働きをサポートし、エネルギーをスムーズにつくり出す上で重要な働きをします。

くるみに含まれる鉄は、肺からとり込んだ酸素を全身の組織に供給する大事な役割の他、酵素の構成成分となり、エネルギー代謝において重要な役割があります。

くるみに含まれる銅は、赤血球のヘモグロビンをつくるために不可欠で、鉄の吸収を手伝います。また、多くの酵素の成分となり、代謝に関与します。

マンガン

くるみに含まれるマンガンは、糖質・脂質・タンパク質の代謝にかかわる酵素の成分。また、強力な抗酸化酵素(スーパーオキシドジスムターゼ)の成分になります。

ビタミンE(トコフェロール)

くるみに含まれるビタミンEは、強い抗酸化力で、過酸化脂質の生成を防ぎ、細胞の老化を防ぎます。また、血液中のLDLコレステロールコレステロールの酸化を防ぐことで、動脈硬化の予防が期待されます。

ビタミンB1(チアミン)

くるみに含まれるビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える時に、補酵素として重要な働きを持つ。ビタミンB1が不足すると、糖質のエネルギーへの変換がうまく行かなくなり、乳酸やピルビン酸などの疲労物質が蓄積し、疲労や筋肉痛の原因になる。

ビタミン ミネラル

ビタミンB2(リボフラビン)

くるみに含まれるビタミンB2は、ヒトのエネルギー源である脂質・糖質・タンパク質を分解してエネルギーを作り出すことを補酵素としてサポートする役割になります。よって、エネルギーの消費量が多いほどビタミンB2が必要です。

ビタミンB6(ピリドキシン)

くるみに含まれるビタミンB6は、アミノ酸がヒトの体に合ったタンパク質に再合成されるのを補酵素の成分として手助けします。また、脂質の代謝にもかかわり、脂肪肝を防いでくれます。

くるみの健康・美容への効果

健康効果

くるみには多くの健康面での効果が期待されます。次に挙げるものは含有する成分から、健康面で期待できる代表的なものです。

  • 認知症予防
  • 高血圧の予防
  • 動脈硬化の予防、改善?
  • 心筋梗塞の予防
  • 糖尿病の予防

くるみを代表とするナッツ類には、何百年たっても発芽するという新しい生命体を生み出すために必要なバランスのとれた強い栄養分をすべて含むものが多いようです。
なかでもくるみは、健康にかかせないオメガ3の脂肪酸の量が他と比べて突出しています。
健康にもっとも大切なことはスムーズな血流です。命に関わる疾患は、その血流の阻害によるものがほとんどです。上述の疾患は、どれも血管の劣化に起因します。

オメガ3のような良質の脂肪酸は、血管の劣化が原因である動脈硬化を予防してくれます。余分なコレステロールを洗い流してくれるからです。

美容効果

  • ダイエット
  • 美肌
  • 美しい髪の毛
  • 加齢黄斑変性の予防

くるみに多く含まれるビタミンEも血管の健康に重要な役割を持っています。ビタミンEは、末梢血管をひろげ、血行をよくする働きもあります。末梢血管の血行促進は、健康にとっても美容にとっても最重要です。

美容効果

また、強い抗酸化作用により、くるみの70%を占める大切な脂質の酸化を防いでくれます。よって、ビタミンEは、若返りのビタミンとも呼ばれています。美容の敵はなんと言っても老化ですから。

糖質が低いので、今話題の『グルテンフリーダイエット』にも適した食材です。

最後に

くるみに含まれる成分もそうですが、体に良い成分が見つかると、その成分がやたらもてはやされ、「○○成分が□□g含まれている!」などと健康食品やサプリメントなどが宣伝されています。

必ずしも量が多ければ良いというものではなく、他の成分とのバランスが重要です。くるみに限らず、植物にしても、動物にしても天然の物には、なぜかその絶妙のバランスが整っています。

現在は、世界中からいろいろな食べ物が輸入され、その地に行かなくてもおいしい物が食べられます。確かに便利ですよね。くるみを例にとっても、輸入品は大きく見た目も良いのに値段が安かったりします。

昔から「地で採れるものを食べろ!」といいます。その地に住む人にとって、それが身体に合い、健康に良いということです。
それだけではなく、輸入などにより遠い地の物を食べるという事にはリスクを伴います。
「食品の中に、その地の病原菌などが含まれていないか」など、国は当然、検疫を設けます。それをクリアするためには、殺虫剤などの薬が使われたり、なんらかの加工をしなければなりません。

食品輸入

また、輸入には、当然時間を要します。生きたものは時間とともに腐敗の可能性があり、それを阻止するためにも薬が使われる可能がでてきます。
地の物を食べるのに比べて、その食品の良さをどれだけ得られるのか?

一見おいしく感じるような味付けにも注意が必要です。
食品は、ただ安いこと、便利なことだけを見るのではなく、
『健康に良いものが、健康に悪いものに変わってしまっていないのか?』
を考えることも大切です。

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